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不動産の価格は普通の物の取引とはちがいます

不動産には主に土地と建物があります。
土地は建物と違って同じものが二つとありません。
また建物と違って取得した価格がはっきりしません。
特に長期に所有していた土地の場合、価値がわかりにくいと言えます。
問題になるのは、土地を売買するときの価格です。
とは言っても、一般的に売買は重要と供給の関係で価格が決まるのが経済の原則です。
しかし、同じものが二つと無いという特質からすれば、土地としての価値をどう考えるかによって異なります。
土地を買って賃貸する場合、土地の価格と賃貸料を比較して利益を考えます。
それ以外にも隣地という特質もあります。
隣地は自己所有の土地と併せて面積が大きくなることで価値がうまれることがあります。
このように、原則として売買価格に決まりはありません。
とは言っても、価格には相場があります。
よく言われるのは、三種類の公的な価格が参考になります。
一つは公示地価で、国土交通省が発表します。
実際取引金額の九割程度と言われます。
二つ目が路線価です。
相続税を計算するときの価格です。
国税庁が発表します。
実際に取引される金額の八割と言われます。
三つ目が固定資産税評価額です。
市区町村が発表します。
固定資産税を計算します。
実際に取引される七割と言われます。
実際は周辺土地はどれくらいの売買価格かがわかります。

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